入院中ブログ④
今回は、私が思う動物業界について書こうと思います。
ちょっと、現実が見えすぎてイヤかもしれませんが・・・お好きな方だけお読み下さいませ♥
動物業界は本当に狭く、
他県で働くスタッフが、実は自分の職場のスタッフの顔見知りという事がよくあります。
「この小さな世界では、就活を慎重に行いなさい」と、専門学校の時から教えられました。
どこで働いた子なのか、そしてどんな理由で辞めたのか・・・
気になる院長ならば、それとなく獣医師同士・・もしくは、スタッフを通じて情報を仕入れます。
だからこそ、短期で辞めてしまうスタッフには不利な世界です。
私も短期で(半年~2年)いくつもの職場で働きました。
全ては、開業時に多くの経験をしていた事が絶対に自分を助けると信じていたからです。
面接では、必ずその旨を話しました。
この世界で開業する上で「敵」を作るのは利口ではないと一応知っていましたから・・・(笑)
(岩﨑と働いた病院は辞めるつもりは毛頭無かったので言いませんでしたが・・思いの外早く寿退社でした)
院長が気にしなくても、ココは女の世界。
スタッフが「〇〇さんは、こういう理由で辞めた人なんだって~」「え~マジで~!!!」
「そんな理由で辞めた奴、ヤバくない??」「一緒にいたくない~」
そんなこんなで、ハブられる事沢山あります。
戦える人間・・または、何も感じない人間が長く勤められる世界だと思っています。
看護師もトリマーも、めちゃめちゃ気が強いですから(笑)
女の世界の次に、スタッフの気持ちとして続かない問題点が・・「雇用条件」。
私の初任給は手取り10万以下。休みは月6日。保険なし。有給休暇なし。
そんな時代でした。
獣医師ですら、医師に比べたら雲泥の差。
院長と2人で生活していた神戸では、私と院長の給料がほぼ同じでした(笑)
そんな動物業界を、様々な獣医師が・・看護師が・・トリマーが・・変えようとしています。
獣医師に関しては、院長が最後に勤めた病院を参考にさせて頂いてます。
看護師・トリマーに関しては、私や友達の意見を参考に、そして、理想を加えて設定しました。
(開業当初、そんな多大なる資金なんて無いですから・・できる範囲の気持ちを加えて。)
当院では、私の経験上の仕事の進み具合で・・・
勤め始めて半年で1万UP→1年経ったら更に5000円UPと進むはずでした。
でもね・・・誰も仕事が進みません。
しまちゃん(河島)も、ずーみん(田住)も、辞めた子も・・誰も上手く仕事が進まない。(笑)
残念ながら、他の病院のスタッフも同じだという業界内の噂・・・
受付・電話・トリミング・看護・・・・どれを取っても・・・合格点はあげられません。
それでも、昇給できる仕組みを経営者として考えなければいけないと、本人達に別案を提示しています。
当院は、年功序列での昇給はありません。
実力主義です。
私が実力主義好きなので♥ そうしました。
賞与も冬は全員ですが、夏は完全実力性。
実力がある者が、きちんと評価される世界がスキです♥
ちょー赤裸々に書きすぎて、院長に怒られそうですが(笑)
私達は、開業当初の気持ちを忘れず・・・
ケチらず、でも自分達を犠牲にする事なく、良いバランスを学んでいきたいです。