そら動物病院

緑内障治療機器 CYCLO G6

緑内障治療 CYCLO G6

CYCLO G6(サイクロG6)マイクロパルス治療

緑内障治療機器CYCLO G6(サイクロG6)

マイクロパルスレーザーを使用し、低エネルギーを効率的に活用することで、従来のレーザー治療と比べて合併症をより減らすことが可能となりました。

  1. 切らなくても良い手術、血も出ない。⇒低侵襲性で体の負担が軽減されます。
  2. 従来の機器での非切開・非観血の手術よりも、術後の炎症反応がかなり抑えられます。
  3. 従来のレーザーでは1回限りの治療でしたが、複数回の反復治療も可能になっています。
※レーザー治療適応かどうかの判断は眼科診察によって判断いたしますので、全ての緑内障症例で適応できるわけではございません。

緑内障の原因とその治療方法

緑内障とは眼圧が異常に高くなることで、一番繊細な部分の視神経が傷つくことをいい、視神経が傷つくと、脳に伝達される視覚神経刺激の機能が低下し、視野が狭くなったり、視力の低下、失明などの症状が現れます。

緑内障で眼圧が上昇する主な原因は、目の中で血液のような役割をしている「房水」がうまく排出されなくなるところにあり、その治療方法は、最初は点眼薬を用いるが、進行した場合には手術となります。
手術の方法としては大きく分けて、穴を開けて房水を抜くか、房水を出なくするかに分かれます。

当院で導入したCYCLO G6は、レーザーにより毛様体に熱を与え房水の排出量を増やす、新しい毛様体光凝固術(マイクロパルス経強膜毛様体光凝固)が可能な器械です。

従来の経強膜毛様体光凝固術と"マイクロパルス"の違い

従来 MicroPulse(マイクロパルス)P3
治療範囲 難治性 緑内障用 原発性開放隅角緑内障等
様々な病型・ステージに対応
従来の治療方法では対応範囲が極めて限られていたが、MicroPulseP3ではより広い病状とステージに対して対応することが出来る。
合併症 効果が有るか無いかやその変化は明確であるが侵襲性が強く、重篤な合併症の可能性がある 低エネルギーでの治療であるため、重篤な合併症が無く、合併症の発生率が低い
従来の治療方法では、広く深く組織に対して強いエネルギーを与えるため、効果が期待出来る一方合併症の危険性が高くなるが、MicroPulseP3では繊細なエネルギーを効率的に活用することが出来るため、合併症の危険性が極めて低い。
再治療 1回限り 再治療可能
従来の治療方法では、細胞を破壊する強いエネルギーを用いるため再治療は出来ないが、MicroPulseP3では症状に合わせて反復治療が可能である。
レーザー仕様 CW(連続波) MP(マイクロパルス)
細胞破壊の有無 毛様体皺壁部の細胞の破壊を行う
(破壊あり)
毛様体扁平部の細胞を刺激する
(破壊少ない)
従来の治療方法は強いエネルギーで細胞を破壊することで行われていたが、 MicroPulseP3では破壊されることが少ない。
治療場所 外来やオペ室での治療が可能 外来やオペ室での治療が可能
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