眼科 白内障と核硬化症
院長の岡田です。
本日は、お年寄の子でよく質問されることが多い白内障についてです。
最近目が白くなってきた感じがするな~と心配されている方も多いのではないでしょうか。
ただ、ほとんどの子は白内障はあったとしても、ごくわずか(無治療、経過観察でOK)で、
核硬化症(人間でいう老眼)と診断させていただくことが多いです。
次の2枚の写真をご覧ください。
程度に差はありますが、どっちも黒目が白くなってきています。
左が白内障で、右が核硬化症です。
見た目でわかることもありますが、スリットランプという眼科機器で調べないと
正確にはわからないことが多いです。
次の2枚がそれぞれのスリットランプでの眼科検査になります。
左(白内障)は光が奥まで届きません。
右(核硬化症)は正常できれいな楕円形で光が奥まで届いています(中心部は白くなっています)。
若い子の場合は、次の写真のように、中心部も白くは映りません。
核硬化症の子は、多少は曇りはありますが、視力障害になることはまずありません。
ただ見た目が白いだけでは診断できませんので、心配な方は、一度当院での眼科検査をオススメしています。
お気軽にご相談ください。